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My Favorite ~私のイチオシ~ ダンロップの契約プロたちが、いま一番お気に入りのギアを紹介

[ 宮瀬博文プロ ] & [ デジスパイク『スリクソン GGS-2004』 ]

カカトのホールド感が最高。
右足をしっかり蹴れるから、安心してスイングできる

 僕がダンロップのシューズを履くようになって、かれこれ20年くらいになりますが、新しいモデルができるたびに、性能はどんどんよくなっています。今シーズン履いているスリクソンの「GGS-2004」も、本当にいいシューズです。

 僕たちプロの場合、モデルによっては自分の足に合わせて作ってもらうこともあるのですが、「2004」は市販品の仕様のまま履いています。僕の足にすごくフィットしていて、箱から出して履いていきなり練習ラウンドしてもまったく問題なし。足がすごく楽です。

 僕が、シューズでいちばん重視するのは、カカトのホールド感。靴の中で足が遊ばないのが第一です。僕は、左右からカカトをグッと押さえてくれる感じが好きなんですけど、このシューズはカカトがしっかり収まります。だから履きやすいのだと思います。

 もちろん、グリップ力も重要です。ゴルフは、とにかく長い距離を歩くスポーツだし、斜面とか足元の不安定な場所も多いですからね。プロの中には、金属鋲にこだわる人も多くて、僕もつい数年前まで、革底に金属鋲のシューズを履くことがありました。なぜかというと、僕の場合、スイング中に少しでも右足が滑ると、以前に傷めた右ヒザに負担がかかる気がするからです。実際、わずかでも滑ると、それが積み重なって痛みになってしまうこともあると思います。

 でも、「2004」の場合、金属鋲でなくても十分にグリップ力があるので、インパクトで右足をしっかり蹴れる。だから安心してスイングできるんです。重量も、革底の靴と比べてかなり軽いし、足への感触もソフトなので、疲れも少なくて済みますね。

 本当を言うと、試合が始まってしまうと、シューズを意識することはまずないんです。逆に、あまり意識することが多いようでは困ります。だから、どこも気になるところがないというか、履いていることを忘れるのが、いいシューズなんだと思うんです。スリクソン「GGS-2004」は、そんなシューズですね。