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My Favorite ~私のイチオシ~ ダンロップの契約プロたちが、いま一番お気に入りのギアを紹介

[ 宮瀬博文プロ ] & [ スリクソン『Z-TX』ドライバー ]

飛距離、フェアウェイキープ率ともに大きくアップ。
充実のシーズンを支えたドライバー。

 今年(2009年)、僕がシーズンを通して使ったドライバーは『スリクソン Z-TX』。実を言うと、去年はゼクシオとか、いくつか違うモデルを試したのですが、今年は一度も“浮気”をしませんでした(笑)。

 オフに『Z-TX』を初めて見たときに好きな顔だったので、すんなりチェンジできました。それまでのスリクソンのドライバーは、どちらかというとトップラインにラウンドがついていたのですが、『Z-TX』の場合はスパッと切り落としたようにフェースがまっすぐだから、僕には構えやすいんです。トゥが逃げていないから、ボールがつかまる感じもありますね。

 それと、ボール(スリクソン Z-STARシリーズ)とのマッチングもすごくいいですね。初めて打ったときに「球が強いな」と感じたのですが、特に夏場以降はより球が強くなりました。それはデータにも現れていて、ドライビングディスタンスの順位自体は大したことはないけれど、去年にくらべると7ヤードくらい飛距離が伸びた。これは僕にとっては大きいですよね。それに『Z-TX』は、「ここはできるだけ飛ばしておきたい」という場面で飛んでくれるというか、数字に表れない部分でも頼もしさを感じました。

 さらに、『Z-TX』はインテンションナルに曲げるのも簡単。フェードを打ちたいなというときに、イメージした通りに右に曲がる球が打てるし、ドローで攻めたいときには、しっかり球がつかまってくれる感覚があります。おかげで、ティショット自体、去年とくらべるとかなり安定していて、フェアウェイキープ率も10位くらいランクが上がりました。

 今年の僕は、夏を過ぎてからだんだん調子が上がってきて、シードを守ることができたし、最終戦の日本シリーズにも出ることができた。それは、体のコンディション、パット、スイングと、いろいろな要素がいい方向に進んだ結果だと思いますが、そのうちのひとつが『Z-TX』ドライバーだったのはたしか。ここ数年でいちばんゴルフの内容が充実していたのも、このドライバーによるところが大きいですね。