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My Favorite ~私のイチオシ~ ダンロップの契約プロたちが、いま一番お気に入りのギアを紹介

[ 小田孔明プロ ] &
[ スリクソン『Z-TX』フェアウェイウッド #5 ]

飛距離、顔、弾道、コントロール性能……。
僕が求めるすべての条件を満たしたフェアウェイウッド

 僕がスリクソン『Z-TX』の5Wを使い始めたのは去年(2009年)の秋から。  それまで、スリクソンのユーテリティ「ZR-UTI」のU2を使っていたのですが、同じU3の飛距離が伸びて、U2をバッグに入れる意味がなくなってきていたんです。それと、ティショットの調子がよくてフェアウェイをキープできることが多く、刻まなくてはいけないケースがほとんどなかったので、「それならロングホールで2オンを狙える5Wをバッグに入れようかな」と思い、『Z-TX』を選びました。

 『Z-TX』に換えたもうひとつの理由は、中嶋(常幸プロ)さんが使っていたから。たまたま一緒に練習ラウンドをしたときに打たせてもらったのですが、それがいい感じだったので、中嶋さんと同じスペックで組んでもらいました。ただ、その後、いくつか違うシャフトを試して、フジクラの「ランバックス 7Z08」のX(注:ダンロップでカスタムメイド可能)がすごく合ったので、それからはずっとこのシャフトを使っています。

 2年連続で勝てた「カシオワールドオープン」では、開催コース(Kochi黒潮CC)のロングホールがすべて距離があったので、2オンを狙う場面では5Wの出番はなかったのですが、9番パー4のティショットでは、4日間毎日使っていいショットが打てたし、最終日にはバーディーも取れました。

 僕がフェアウェイウッドを選ぶ際にいちばん重視するのは、やっぱり飛距離。僕の場合、5Wで250ヤードを目安にしていて、まずそれをクリアするのが前提ですが、ほかにも選ぶ基準はあります。

 構えたときの“顔”もそのひとつですが、『Z-TX』の5Wはいい顔をしているので、最初からしっくり構えることができましたね。それと、球の上がりやすさも重要。実は、『Z-TX』を初めて打ったときにまず感じたのが、球が上がりやすいことでした。そして、飛んで行く球の高さも僕のイメージに合いました。弾道の高さが自分のイメージに合うかどうかは、かなり大事です。

 さらに、コントロールしやすいかどうかもポイント。フェアウェイウッドでは、100パーセントの力で振ることはあまりなくて、少し力を加減して、コントロールして打つことが多いですからね。その意味では、『Z-TX』はすごく操作性のいいフェアウェイウッドだと思います。

 そんな感じで、僕が『Z-TX』の5Wを使っているのは、このクラブがフェアウェイウッドに必要な条件をすべて満たしているからなんです。