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[ 甲斐慎太郎プロ ] & [ スリクソン『Z-STAR XV』 ]
ボールで最も大切なアイアンでの距離感が最高。
“バランスのよさ”も、このボールを選んだ決め手。
僕の場合、プロトタイプのときから『Z-STAR XV』を使っています。試合で初めて使ったのは去年の日本オープン。どうして覚えているかと言うと、使っていきなりシーズンベストの成績(6位タイ)が出たからです(笑)。「Z-STAR」シリーズの3つのボールのうち、「XV」はとにかく飛ばすことを目的に作られたボールだそうですが、僕がボールでいちばん重視するのは距離感なんです。もちろんドライバーで飛ぶのも魅力ですが、最終的にスコアに結びつくのはアイアンの距離感だと思う。
練習場のマットの上からとか、常に風が同じ強さ、向きで吹いている状態で打つなら、どのボールもそれほど差は出ないでしょう。でも、風がフォローになったり、アゲンストになったり、ライが悪かったりすると、いろいろなフェースの入れ方をしますよね。そういうときに「XV」は実力が出るというか、飛距離のバラつきが少ないし、打ち込んだときにもスピンが増えすぎない。その点が僕のイメージに合うし、よく考えて作られているなと思います。実際、去年は「XV」を使い始めてから、アイアンショットの“タテ”の感覚がよくなって、ゴルフの調子自体も上がっていきました。 ドライバーも打ち出し角が高くてドーンと飛んでいく感じ。地面が湿っているとあまり違いはないかもしれないけれど、乾いているときには「XV」はランが出るのでだいぶ距離が稼げます。
ショートゲームに関しても、アプローチのフィーリングが重すぎず、軽すぎずちょうどいいし、パットのときも程よい手ごたえ。やわらかさでいえば「Z-STAR」のほうがソフトですが、「XV」も十分ソフトだと思いますよ。
ボールというのは、人によって好みが違うし、データがいいからと言って、それがそのままいい成績につながるとは限らないんですよね。
僕にとって、いちばんバランスがとれているボールが「XV」で、僕がこのボールを使う理由も、そのバランスのよさにあります。ちなみに、僕は今年、「88」のナンバーが入ったボールを使っています。アマチュア時代に優勝した日本アマが第88回大会で、僕がプロになって初めてもらった賞金が88万円と、何かと88と縁があるんです。だから今シーズンは初心に戻ったつもりで、この番号のボールで頑張ろうと思っています。

