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[ 上井邦浩プロ ] & [ スリクソン『NEW Z-TX』アイアン ]
わずか1週間で2度のホールインワンに貢献。
“顔”がいいから、ナイスショットのイメージが湧く
今年8月の「KBCオーガスタ」で、僕は生まれて初めてホールワンを経験しました。それも1週間のあいだに、同じホール(芥屋ゴルフ倶楽部8番ホール)で2回も。距離は165ヤードで、まず初日は7番アイアンで完璧なショットが打てて、ピンの手前にキャリーしたと思ったら、ポン、コロコロという感じできれいに入りました。そして3日目は8番アイアン。このときはフェースの上っ面に当たったので、「飛んでくれ!」と念じながら見ていたら、最初のバウンドがポーンと跳ねて、ラッキーだなと思ったら、ポン、ポンとそのままカップイン。実は1回目はギャラリーも少なくてあまり実感がなかったのですが(笑)、2回目はさすがに嬉しかったですね。そんな人生初のホールインの際に使っていたのが、その2試合前から使いはじめた『スリクソン NEW Z-TX アイアン』なんです。
このアイアンがいいのは、まず顔。特にミドルからショートにかけてのつながりがいいですね。アイアンというのは、8番で顔がガラッと変わるものですが、『NEW Z-TX』の8番は、7番までと同じ流れの顔をしているので、どの番手も同じ感覚で振れるんです。ロングアイアンも、ナイスショットのイメージが湧く顔をしています。また、ロングアイアンに関して言えば、プロでもやさしいモデルを使う人が多くて、僕も以前はそうだったのですが、そういうクラブに慣れてしまうと下手になる気がするんです。その点、『NEW Z-TX』の3番アイアンは、難しすぎず、なおかつやさしすぎない感じがします。ボールは上がりやすいけれど、上がりすぎたり、吹け上がったりすることがない。スピン量がちょうどいいからだと思うのですが、アゲンストでも負けずに強い球で飛んでいきます。
それに打感もいいですね。同じ軟鉄鍛造でも打感はそれぞれですが、これは僕の好きな打感です。それに、打った瞬間にショットの良し悪しがわかるのもいいところ。いくらスイートエリアが広いクラブでも、やはり真芯で打ったショットとそうでないショットには飛距離に違いが出ます。僕たちプロが困るのは、ぴったりだと思ったショットが届かなかったり、弱いと思ったショットがちょうどよかったりすることなんですが、『NEW Z-TX』は手応え通りの飛距離が出る。ミスをしたときでも、イメージと距離が合っているから、あとは腕の問題だと割り切れるんです。そうでないと、スイングをいじったりいろいろやってしまって、余計に距離が合わなくなってしまいますからね。今年は、オフにアイアンを集中的に練習したこともあって、去年よりパーオン率がだいぶ上がりました。それはプレーしていても感じますが、『NEW Z-TX』に換えてからは、ますますパーオン率が上がってきました。今はとにかくアイアンショットの調子がいいので、もっとパーオン率のランキングを上げて、ツアーで10位以内に入りたいですね。

