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[ 小田孔明プロ ] & [ スリクソン『NEW Z-TX』ドライバー ]
インパクトでの“押す”イメージが、飛距離アップにつながる。
「Miyazaki」シャフトとの相性もいいから、思い切り振れる。
僕がドライバーで重視するのはヘッドの安定感。シャローではなく、かといってそれほどディープでもない、中間くらいのフェースが好みなんです。このスリクソン『NEW Z-TX』ドライバーは、そのイメージにぴったりですね。プロの中には小ぶりなヘッドのほうが好きだという人もいますが、僕はずっと460cm3のヘッドを使ってきて、それに慣れてしまったので、小ぶりなヘッドには違和感がある。460cm3のほうが構えてみてしっくりくるし、安定感があるんですよね。それと、構えたときのフェースの向きも重要。フェースラインがストレートでないと、アドレスでスッと立てないですからね。この点でも「NEW Z-TX」は合格です。
このドライバーを最初に打ったときに「これはいい」と思ったのは、従来のモデルにくらべてボールがフェースにくっつく感じがしたこと。僕の場合、インパクトでは、弾く前に“押す”イメージが欲しいんです。そのためには、フェースにボールがくっついてくれないと球が飛びません。このドライバーだと、押してから弾く感じで打てるんです。それに、フェースにボールがくっつくから、よりコントロールできる感じがある。だからフェアウェイに行くし、結果的に距離が出るんです。まっすぐ飛ばせばいい、というホールは、ツアーではそう多くないので、この感覚は大事です。弾道も、前のモデルとは違いますね。前のモデルは、ポーンと上に飛び出すイメージがあったのですが、この「NEW Z-TX」はやや低め。その分ランが出るので、それが距離の差になって表れていて、ツアーでのドライビングディスタンスも去年より伸びています。
それと、打球音も重要です。プロはみんな、キーンという高い音よりも、バシッとつぶれるような音が好きだと思うのですが、特に僕は抑えた音が好きで、これまで音を調整してもらったことがありました。でも、「NEW Z-TX」は最初に打ったときに、音が低くて短いし、いい音だなと感じましたね。僕は去年の途中から「Miyazaki Kusala」シャフトを使っているのですが、「NEW Z-TX」ヘッドとの相性もすごくいいんです。ヘッドとシャフトが合っていないと、振りたくても振れません。合っていれば、あとは思い切って振るだけだし、球もよく飛んでくれる。今はショットの調子がよくて何も考えずに振れるので、それも飛距離アップにつながっているのだと思います。

