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My Favorite ~私のイチオシ~ ダンロップの契約プロたちが、いま一番お気に入りのギアを紹介

[ 小田孔明プロ ] & [ スリクソン Z525 ドライバー ]

“顔”、ヘッドの座り、ディープフェース……すべてが自分好み。
『Miyazaki KENA』とのコンビで飛距離、方向安定性ともにアップ

 今シーズン、僕が開幕から使っているのが『スリクソン Z525 ドライバー』です。このモデルに関しては、開発段階の始めから、僕もいろいろ意見を出させてもらいました。僕はやっぱりこれぐらいのサイズ(ヘッド容量:460cm3)が好きだし、安心感が持てるんです。だから、「新しいモデルが出ても確実にデカいヘッドを使うので、僕の意見を聞いてください」と開発スタッフの方にお願いしたんです。逆に、もっと小さいヘッドのことは、そのサイズが好きで実際に使っている選手、たとえば諸藤(将次プロ)君とか額賀(辰徳プロ)君に聞いてください、と。いいクラブを作るには、やっぱりそれが一番ですよね。

 僕がスタッフの方にお願いしたことはいくつかありますが、まずひとつはやっぱり形状。僕はとにかくシンプルなヘッドが好きなんです。だから、顔の見え方について、自分の好みを伝えました。ストレートフェースがそうだし、ディープフェースもそう。プロなら誰でも左右や高低を打ち分けますが、僕も状況に合わせてできるだけ球を打ち分けたい。たとえば、高い球を打ちたいときにはヘッドを下から入れるし、低く抑えたいときには上から入れます。そういう打ち分けはディープフェースのほうがしやすいし、この『Z525』の場合、アゲンストで低く打っていきたいときに、吹け上がるのを心配せずに思い切って振れるんです。

 ヘッドの座りも重要です。これはパターも同じですが、ドライバーはヘッドを芝の上に置いたときにピタッと落ち着かないといけない。置いたときに微妙に動いたり傾いたりするのはイヤなんです。その点、このドライバーはどっしりしているので構えやすいですね。

 また、これは僕が要望したわけではないのですが、ライ角やフェースアングルを自分で調整するためのスリーブが、他のメーカーのものと比べて細めなので、シャフトとヘッドの接続部分の見え方がいいんです。これも構えやすいですね。

 シャフトも、今シーズンからずっと『Miyazaki KENA』のブラック(7X)を使っています。このシャフトについても、開発段階からテストをさせてもらって、自分の感じたことを伝えました。シャフトというのは、そのときの自分の調子によって感触が変わるもので、「もっと硬いほうがいいな」と感じたり、「もう少し軟らかいものにして飛ばそう」とか考えたりするものなんです。僕は以前「Miyazaki Kusala」を使っていて、それにくらべるとこの『KENA』はしっかりしている印象ですが、今年はずっとショットの調子がいいので、すごくいい感じで振れています。『スリクソン Z525 ドライバー』と、『Miyazaki KENA』の組み合わせで打ってみて最初に感じたのは、「初速が速い」ということ。実際、去年とくらべて平均で5ヤードは飛距離が伸びていると思います。5ヤードと言えば、かなり大きな差ですよね。このドライバーに替えてからフェアウェイキープ率も上がりました。

 そういうわけで、『スリクソン Z525』は、僕の意見も取り入れてもらったこともあって、とにかく安心して振れるドライバーですね。